書名 源氏物語の展望
第十輯
シリーズ名 源氏物語の展望
著者 森一郎・岩佐美代子・坂本共展 編
本体価格 7500円
ISBN978-4-8382- 3214-7
発行年月 平成23年9月
判形・製本 A5判・上製
在庫情報
本書は日本文化に深い影響をあたえた『源氏物語』五十四帖に描かれる宮廷世界により添いながら至高の物語の本質に今一度向き合う、第三期全2冊の論集の第十輯。全十輯完結!
【目次】
源氏物語最終巻考――「本に侍める」と「夢浮橋」と――(岩佐美代子)/平安貴族社会の結婚制度――「一夫一妻制」説批判――(増田繁夫)/朱雀院の行幸――紅葉賀臆説――(高田信敬)/源氏物語享受史における寓言論の意義――「そらごと」「准拠」「よそへごと」「寓言」――(工藤重矩)人の親の心は闇か――『源氏物語』最多引歌考――(妹尾好信)『古今和歌六帖』享受の方法――「言はで思ふ」歌を通してみた『枕草子』との位相――(古 雅義)/『源氏物語』子供のための賀歌――明石姫君と「海松」・薫と「岩根の松」・夕霧と「二葉」――(田島智子)/源氏物語の「紫」と漢詩文(新間一美)/平安前期から『源氏物語』までの「いとほし」――困惑・つらさをあらわす語としての一貫性――(陣野英則)/源氏物語にみる「はべり」の表現価値試論――敬語形式の確立と意味の重層性――(森山由紀子)/奥入付載の定家本源氏物語――飯島本若菜下・夕霧・総角巻の場合――(加藤洋介)/別冊『奥入』諸本の整理と特徴(新美哲彦)



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